皆さんは英語でメッセージカードを送る機会はありますか?
クリスマスカードを外国の友人に送りたい
仕事の取引先に英語のカードを送るよう頼まれた
この記事では、英語でメッセージカードを書く時の注意点、例文をまとめました。
また、例文だけでなく、カードの選び方や封筒の使い方も、紹介します。
筆者がこれまでに実際もらったカード・送ったカードを見ながら記事を書いたよ!
前置き:イギリスのカード文化
具体的なカードの書き方を紹介する前に、海外のカード文化についても、紹介したいと思います。
日本では『カード』というと、誕生日などにプレゼントに添えるもので『必須で渡すもの』ではないですよね。
欧米、特にイギリスでは、必須、というかカードの方がプレゼントより上というくらいカードは重要です。
イギリスはどこの町でも必ずカードショップがあるし、スーパーやコンビニなどでも、必ず専門コーナーがあるんだよ
メッセージカードを選ぼう
基本のフォーマット
基本は必ず『縦書き・2つ折り』です。中身は白色です。
必ず封筒に入れて渡します。
これ以外の形式のカードはめったに見かけません。
中にすでにメッセージが印刷されていることもあります。その場合は、カードの裏表紙やパッケージに中のメッセージ内容が書いてありますので、よく見てみましょう。
大きさは、A5サイズ程度のものから、A4以上のものまであります。
あまり小さすぎるとメッセージが書きずらいので、注意。
実はカードのサイズが大きいほど、祝福度合いが高いと思われがちだよ
でもあまり大きいと書くことがなくて困るから注意しよう
『ユーモア』カードが人気
かわいいデザイン、お洒落なカードがたくさんあるのですが、とにかくジョークのついたものが人気です。
送ったカードの表紙で『ひと笑い取りたい』というのが、イギリス流なのです。
デザインやイラストがかわいくても、きつめのジョークが書かれていることがあるから、よく読んでから購入しよう
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日本のカードは喜ばれる
海外式のカードの形式を紹介してきましたが、日本人として日本式のカードを送るのも、喜ばれるでしょう。
カードの書き方
カードを購入して、いざ書こう!と思ったら、
何をどこに書いたらいいの?
と迷うかもしれません。そんな時は以下を参考にしてみてください。
英語カードの書き方
めちゃくちゃ厳しいルールはありませんが、習慣として以下のように書きます。
- 右ページに書く
- 黒か青のボールペンで書く(鉛筆はNG)
- Dear・To 〇〇さんから書き出す
- メッセージを書く(一言でOK)
- 結び(親しい人向けの言葉、Love, Best wish などが多い)
- 自分のサインを添える
上の写真は実際イギリス人の方からもらったカードです。
文字をもう少し大きく、文章も長めに書く人もいますが、大体こんな感じでOKです。
手書きのイラストを添える人も多いよ。
簡単な星マーク、ハートマークやXXX(キスマーク)だけでもOKだよ
封筒
封筒は必ず必要です。白の封筒が多いですが、茶色(リサイクルペーパー)や色・柄付きもあります。
封筒には
- 封筒の表・真ん中あたりに相手の名前を書く
- 裏面(閉じ口のある方)に送り主の名前(を書くことが多い)
- シールやのりで閉じても、閉じなくてもどちらでもいい
プレゼントの中に一緒に包んだりはしません。
別々に渡しましょう。
イベント別・英語のカード文・例文
カードのメッセージ内容は、オリジナルの一言を入れるのが一番です。相手からも喜ばれ、より関係性を深めることができるでしょう。
決まり文句はないので、何を書いてもOKです。
手紙のように話題をたくさん入れる必要はないよ。手紙のように長く書く人もたまにいるけどね。
それでも何を書いたらいいのかわからない!
という人のために、どんなケースでも使いやすい文例を用意しました。
英語のサイトで検索すると、かなりシャレの聞いた面白い文章もあるのですが、結構使う相手を選ぶものが多いと感じました。
ので、ここでは『シンプルかつスタンダード』なもの、を選んでいます。
誕生日カード
『誕生日に素敵な一日を過ごしてね』という内容が定番です。
日本では『いい一年になりますように』と書くことが多いけど、イギリスの方が『刹那的』なのでしょうか???
クリスマスカード
クリスマスカードは年賀状のようなものですが、いまだに紙媒体の利用が圧倒的です。
年賀状のように必ず郵送するものではなく、直接会う機会があれば手渡しします。
カードは12月前半くらいから交換される機会が増え、12月25日で終了します。
もらったカードをお家やオフィスに飾る人が多いから、12月に入ったらすぐ渡す人もいるよ
メッセージの内容はメリークリスマスとあけましておめでとうを合わせて書きます。日本のように、旧年中はお世話になりましたのような、振り返りをするよりは『楽しいクリスマスと冬休みを過ごしてね』というメッセージが一般的です。
結婚
最近では結婚式やパーティはせず、友人にも口頭の報告だけ、というカップルが多くいます。
友人から結婚報告を受けた後にカードを渡す機会も多くなってきました。
結婚のメッセージの場合、英語で『おめでとう』を意味する『Congratulations』(コングラチュレーション)を使わない表現が結構多いです。
おめでとうを使いたい場合は、以下のような表現もあります。
- Congratulations to the wonderful two of you
- 二人の結婚を祝福します
- Congrats, XXXX and OOO
- おめでとう、XXXさんと〇〇〇さん
会話で結婚を報告されたら、『コングラチュレーション』と返すのに、不思議だね
転職
転職というよりは、退職のタイミングで同僚にカードを贈るなんて機会は多いかもしれません。会社内で退職する人向けに、カードに寄せ書きをするのは定番です。
寄せ書きだと他の人のメッセージをそっくりそのまま書きたくないし、何を書いていいか、ほんとに困るよ
内容は、日本と同じで
- いままでお疲れ様、ありがとう
- これからの活躍を祈ります
- 新しい職場を楽しんでね
- あなたのXXの仕事に助けられました
などがあります。
リモートワークになっても、オンラインで寄せ書きをする習慣は残っているよ
結びの言葉
日本の手紙でも『敬具』などの言葉で締めますが、英語でも必ず最後に一言添えます。
カードでは、LoveかWishesなどを添えるといいでしょう。
ビジネスでは Regardsなどが使われるけど、カードは親しい人に贈るものだから、堅苦しい表現は使わないよ
まとめ
いかがでしたか?
- カードの使い方、フォーマットに気を付ける
- メッセージはオリジナリティがあるものを
- 簡潔に短く書く
の3つが、重要なポイントです。
あとは、おしゃれで、かわいいデザインのカードを選び、カードの交換を楽しみましょう。
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