こんにちは。イギリスに住んで、15年になります。
この10年で日本食は、『ブーム』から『定番』になっています。その中でも、2010年ごろスタートした『カツカレーブーム』がすごいんです。
カツカレー味のマックチキン?が登場するほと、『Katsu curry』は『Sushi』のように有名な料理になっていますよ。
イギリスで食べられているカツカレー
イギリスではカレーにジャガイモなどの具を入れず、カレー味ソースだけかかっています。カツもチキンカツ限定です。
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ジャパニーズカレーではなくカツカレー(Katsu curry)でなのが、ポイントです。カツ単品、カレー単独だったらこのようなブームにはならなかったかも。
カツカレーが受けた3つの理由
チキン料理は万人に受ける
さまざなま宗教や価値観の人が住むロンドンでは、豚肉、牛肉、魚にくらべ、チキン料理は万人受けしやすい料理です。
レストランでとりあえず鶏肉料理を頼むイギリス人は多いです。
カレーがインドカレーほと辛くない
インド移民が多いイギリスでカレーは国民食とまで言われています。一方で辛いスパイス料理は食べられないという人がかなり多いんです。日本のカレーは、本場インドのカレーに比べれば、マイルドで『これなら食べられる』という人も。
カレーソースはイギリスのグレービーソースになんとなく似ているかも。
テイクアウトにぴったり
弁当BOX一つに収まり、持ち帰りやレンジでの温めにも適しているので、テイクアウトショップから人気に火が付きました。スーパーの総菜としてもあつかわれています。
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名前も見た目もキャッチーでSNS向け
『そんな理由?!』と思う人もいるかもしれませんが、大事なポイントです。
一般的にイギリス人は日本人ほどグルメ志向ではありません。
『新しい料理を食べてみたい』という挑戦心のある人が少なく、定番のメニューを繰り返し食べる人が多いです。
名前の発音と注文しやすさもブームの要因と考えられるでしょう。
ラーメンもブームですが、Ramenという単語は定着していません。Japanese soup noodle(ジャパニーズ スープ ヌードル)と呼ぶ人が多いです。
ロンドンでは、毎週のように新しいレストランがオープンし、ストリートフードイベント行われています。レストラン・食の情報を配信するメディアが多く、常に新しいトレンドが求められています。
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カツカレーは
- インパクトと写真映え
- 覚えやすさ
- 日本食であるというセールスポイント
と、マーケティングをせずとも、自然と流行る要素を持っていたんですね。
まとめ:イギリスでカツカレーがバズっている理由
- 材料がなじみにあるチキンカツ+カレー+シンプルなお米。中身が想像しやすい
- 味が濃くて、ちょっとだけ辛いカレーソースが新鮮
- 名前も見た目もキャッチー。『オーガニック』なマーケティングにハマった
いかがでしたか?
外国人向けの料理レシピやビジネスを検討している人には、参考になれば嬉しいです。