普段当たり前のように使っている携帯アプリでも、外国ではほとんど使われないアプリがあるのをご存じですか?
今回の記事では、イギリスに住んで15年になる私が『海外で実際よく使われている』アプリとその特徴を紹介します。
アプリを選ぶときにこだわったポイントは
- 実際に本当に利用者が多いこと(肌感で8割以上の友人が使っている)
- 操作性がよく、英語が分からなくても、そこそこ使えること
- 広告表示が少なく、優良なアプリなこと
です。
海外に滞在や旅行予定、また仕事・プライベートで海外とのやり取りが多いという人の参考になればうれしいです。
ジャンル別に厳選しました。
日本で使えるもののあるし、旅行などで便利なものもあるよ!
海外での必須アプリ
1.Whats app(ワッツ アップ)
『ヨーロッパで使っていない人はいない』というぐらいの普及率です。いわゆる『Lineの海外版』で、機能・使い方はほとんど同じです。
名前の由来は、英語の『What’s up』(ワッツ アップ)、『最近どう?』という表現からきていますね。
2010年頃からすでに人気のアプリでしたが、2014年にFacebook 社が買収し、ビジネス向けのサービスも追加されています。
友達との連絡はもちろんショップやヘアサロンなどのサービス、さらに不動産屋などとも、Whatsappでやり取りすることもあり、持っていないと周りの人とのコミュニケーションが不便です。
- 周りの人がみな使っているので、ないと正直、話にならないレベルかも
- 使い方はほぼLineと一緒、シンプル・簡単
- 使い方は電話番号を使ってアプリに登録
- ダウンロード、利用ともに無料
Lineとの大きな違いは
- スタンプ機能がない
- タイムライン機能を使う人がほとんどいない
くらいだと思うよ!
ワッツアップダウンロードページ:https://www.whatsapp.com/download/
2.Linked in(リンクド イン)
こちらは就職・転職アプリですが、特に職探しをしていなくても、ほとんどの人がアカウント登録しています。『名刺』代わりのようなアプリです。
営業職や自営業の方は必ず持っておきたいアプリです。
リンクド インで、できることは主に以下の3つです。
- 自分のプロフィールを作成し、職歴や経験を紹介(履歴書機能)
- 自分と関連する業界の会社や人と、連絡先を交換
- 求人への応募・スカウト
- ビジネスコンタクトを増やしたい人は必須
- 『職探し』をしていなくても、使っていて当たり前
- 最初はPC版で情報登録してから、アプリでコンタクト管理をするのがおススメ
- ダウンロード、利用ともに無料(有料サービスもあり)
会社でアカウントを持つことをおススメされることもあるよ。
海外では日本のように名刺交換をしないから、
連絡を取りたいときはLinked inから連絡先を探すことも多いよ
リンクドイン ウェブサイト:https://jp.linkedin.com/
海外の辞書・便利ツール系
3.Google translate
『Google 翻訳は精度が低い』と思っている人もいるかもしれませんが、膨大な数の利用者がいるため日々AIが新しい翻訳パターンを学習しており、精度は使うたびに高くなっています。
文学作品やおしゃれな表現などはともかくビジネス文書や旅行英語など決まり文句の多い翻訳はほとんど問題ありません。
特におすすめは画像翻訳。看板の内容や、食品の成分表示などを旅行中に『すぐ知りたい』内容をカメラをかざして、スキャンするだけで日本語で表示することができます。
海外旅行中のレストランのメニュー翻訳で重宝してます。
とくに、ドイツ語やイタリア語などは文字では料理の内容が想像できないので、便利
- 旅行中も普段も使える
- 他の辞書や翻訳アプリよりも、利用例が多く、その分精度が高い
- 広告表示がないので使いやすい
- ダウンロード、利用ともに無料
ダウンロード:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.translate&hl=en_US&gl=US
4.Grammarly
文章校正を自動で行ってくれるアプリです。ウェブ版もあります。
このアプリでできることは
- 自動文章校正でスペルミスを直してくれる
- 基本的な文法の間違いを直してくれる
- 似た意味の単語の繰り返しをやめる、形容詞の使いどころが間違っていたら変更を提案してくれる
特に日本人が間違えがちな点もチェックできるよ
- 前置詞(a,an, the)の付け忘れ
- 単数、複数形の変更忘れ
- 動詞の活用の間違い
携帯のキーボードで自動反映されるのが好きではないという人は、PCブラウザ版がおススメです。確認したい文章をボックスに張りつければ、自動校正してくれます。
- ワードなどの備え付け機能ではできない修正も自動でしてくれる
- 修正するかどうかを自分で選べる
- ネイティブスピーカーがビジネス文書や大学のレポートを書く時にも使われる
- 広告表示がない、シンプルなデザイン
- ダウンロード、利用ともに無料(有料追加サービスあり)
公式サイト(英語のみ):https://www.grammarly.com
デート・マッチング・ネットワーク
5.Tinder (ティンダー)
イギリスのマッチングサイトと言えば、これ。利用者数がとにかく多いです。
形式はデートアプリの典型的な形で、相手のプロフィールを見て、気に入った相手をスワイプ。相手も気に入ればマッチ成立となり、メッセージのやり取りがはじめられるようになります。
ただし、残念ながらこちらのアプリは『近所の人』と出会うことを前提にマッチングするようになっているため、日本からのアクセスには向きません。
日本からのアクセスならmatch.comが、比較的おすすめかも。
こちらも登録者数とサービス内容が安心できるサイトです。
デートアプリを使うのは今の時代当たり前だね。
筆者のパートナーも…
それに友人・知人の90%はオンラインで出会ってるといって、過言でないよ。
6.Meet up
こちらは全世界のコミュニティイベントが検索できます。
オフラインで実際に集まることを目的とした人向けのサービスですが、コロナ以降はオンラインでのネットワーキングも盛んになり、国境がますます関係なくなった感じです。
イベントやコミュニティは質のいいもの、悪いもの、規模間も様々なので、じっくり自分に合ったイベントを探すのがおススメです。
こういうイベントが信頼できるよ
- 登録人数が1万人を超えている
- 最低でも月一でイベントがある
- 参加者のコメントが多い
- 主催者が参加者のコメントにきちんと対応している
- イベントページに必要な情報がきちんと入っている
Meet upダウンロード:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.meetup&hl=ja&gl=US
売り買い系
7. Ebay
こちらは『メルカリの代わり』と表現するのがベストでしょう。
設立は1995年ということで、10年くらい前は、Amazonと張り合うかと思われる時期もあったのですが、現在では、個人・アマチュアの出品者がほとんどになっています。
『買い』に関しては、中古品や値段の安いもの、アマゾンではどうしても見つからないものなどを買うのに向いています。
質の悪い販売者や売り買いでのトラブルが起きることもあるので購入は慎重に。返品手続きもAmazonのように簡単ではありません。
『売り』は、販売者用のウェブサイトが結構古いデザインで最初は使いにくいと感じるかもしれませんが、慣れれば『なんでも売れるチャンスがある』サイトです。
8.Gumtree
こちらは『掲示板サイト』の最大手です。このアプリおよびウェブサイトでは
- パートタイムの求人広告
- 個人での売り・買い・交換(家具などが多い)
- 借り家、アパート探し
- 引っ越し屋、家の修理などのサービスを探す(電話帳的な機能)
が、できます。2と3を目的に使っている人が多いです。
このアプリは現地にいる人用のアプリになりますが、借り家の値段の相場を調べるなど、事前のリサーチ目的でもつかえますよ。
フードデリバリーサービス
9.Deliveroo
Uber Eatsと同じサービスですが、イギリスではこちらが元祖。正直サービスがめちゃくちゃ良いとは言えませんが、ロンドンの人気レストランも多く登録しています。
登録から購入の手続きがとにかく簡単で特に住所証明なども不要ですので、旅行中のホテルや公園でのピクニックなどでも注文ができますよ。
まとめ
いかがでしたか? 今回の記事は現地で『肌で感じたこと』にこだわって、使用した感想やお勧めする理由をまとめてみました
アプリに関する質問や記事に関する提案があれば、お問い合わせ欄からご連絡いただけると嬉しいです。