海外ではどっち?!お好み焼きvsたこ焼き

お好み焼きとたこ焼きビジネス海外進出

ヨーロッパの日本食トレンド発信地となっているロンドン。その知名度と人気度をランキングにすると

  1. 寿司
  2. カツカレー
  3. ラーメン
  4. モチ・抹茶など
  5. お好み焼き・たこ焼き

という感じでしょうか?

こんなに知名度を上げているOkonomiyakiTakoyakiの人気の理由と、これからのさらなるブームを予測してみました。

お好み焼き人気の理由

1.ソースの味が好まれている

欧米では、甘辛の濃厚ソースの味が特に好まれます。なんといっても、このソースが人気の決め手です。

照り焼きソースやしゃぶしゃぶスイートチリソースなども人気ですね

欧米で売られているブラウンソースという甘み、コク、酸味の混ざった市販のソースにも味が似ています。

2.食べ応えがある

ロンドンの日本食は基本的に値段がとても高いです。そして寿司はボリュームが少ないのもロンドンっ子には残念なところ。

寿司はメイン料理ではなく、前菜として食べている人も多いです。

お好み焼きは小麦粉とキャベツだけでかなりボリュームをがあり、日本食のなかでは比較的安めに、お腹いっぱいになるメニューとして受け入れられています。

3.ベジタリアン対応

日本のお好み焼きと言えば、豚玉、イカ玉、ミックス玉などの具材ぎっしりなのがポピュラーですが、ロンドンでは、キャベツ、紅ショウガとスイートコーンだけが入った野菜ベースのみのお好み焼きも多いです。

日本人の感覚では少し寂しい気もしますが、欧米では肉を食べるときはステーキやシチューなど、カタマリで提供される料理が多く、お好み焼きの中で肉の味を楽しみたいという需要はあまりないようです。

ベジタリアン対応というのも重要なポイントですね。

お好みソースの味だけでも満足という人が多いですね

タコ焼き人気の理由

1.『タコ』というなじみのない食材を逆に利用

タコ焼きが受け入れられ始めたのは2010年頃。

イーストロンドンのストリートマーケットで日本人の方がタコ焼き屋台を初めて、受け入れられるようになりました。

イギリスでは『タコ=オクトパスは動物であって、食べ物ではない』なんて言う人も少なくありません。

『オクトパスボール』と翻訳せず、『Takoyaki』として売り出したのが、新しい物好きのイーストロンドンの若者たちに受け入れられたのでしょう。

タコの食感は楽しみつつも、魚のにおいが強すぎないので、

タコを生まれて初めて食べるという人でも食べやすいですね

2.一口サイズのストリートフード

ストリートフードマーケットブームとともに、食べ歩きやシェアに向いているのがタコ焼き。専用の鉄板で目の前で調理される様子も、イギリス人にとっては、新鮮で興味をそそりますね。

3.揚げタコ焼きも

タコ焼きづくりは専用の設備をそろえるのが大変。

レストランやテイクアウトショップでも、大体は冷凍たこ焼きを油で揚げ、ソースやマヨネーズをかけて提供しています。残念ながら冷凍タコ焼きしか食べたことのないイギリス人がまだまだ多い状態です。

本場のタコ焼きを食べるには日本に旅行するしかないのですね

まとめ・これからどうなる?

どちらも人気がますます加速しそうです。

ただ、どちらも専用の鉄板・設備が必要であり、日本のように専門店が増えていくのはむずかしいかもしれません。

お好み焼き

  • レストランやテイクアウトショップでの提供が増えている
  • 自宅で作る人が増えて、市販ソースの需要も増そう
  • スーパーの冷凍総菜にもなりそう。

タコ焼き

  • 揚げタコ焼きが主流
  • 冷凍タコ焼き商品が人気になりそう
  • タコ以外のフィリングやトッピングをアレンジしたタコ焼きも登場しそう

いろいろな日本食トレンドを発信してきたロンドン、次に、バズるのは何か、気になるところですね。

タイトルとURLをコピーしました